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田中耕造 TNF100 REPORT

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12月12,13に開かれた香港の国際レース、THE NORTH FACE 100 にゲストランナーとして参加させていただきました!結果19時間45秒、総合31位、男子25位という結果をいただくことができました!!

今年のフィールズさん主催の菅平40k,美ヶ原80k、戸隠45kの3レースの完走者のなかでトリプルマスター最優秀ランナーに選ばれ、初海外レースで初100kに挑む形になりました!

TNF100の前に、今年の3レースを振り返ってみますと、菅平、美ヶ原、戸隠共に意識したのは登りのパワーハイクをテンポよく!かつ、下りでは膝をやられないように爪先寄りの加重!結果、去年までに比べて後半の脚の持ちがかわり、距離に対する不安が減りました。

TNF100は、今年ずっと意識してきたフォーム改造の集大成のつもりで挑みました!

会場は香港のなかでもかなり北寄りのtai mei takという場所、アジア、オセアニア、ヨーロッパなど、色々な国の人がいるのが第1印象!気候はスタートから2時、3時くらいまではかなり蒸し暑く、逆に夕方以降の山頂は日本の夏場のアルプス山頂並みに風がつよく、霧雨が降っていて、立ち止まると一気に体温を奪われそうな感じ。 そんな気候にもかかわらず、なんと上半身裸の選手がいました!

後半の勾配がかなりきついと聞いていたので、CP4のドロップバッグを受け取るまでは、ウエストポーチにジェル.ヘッドライト、シェル、ホイッスル、水の入ったソフトフラスクを入れて走りました。

CP3の手前でハチの大群に2回遭遇‼︎前の選手達がBee!! Bee!!と叫んでいるのが聞こえ、強行突破したものの、左手首に1発ヒット!例の上半身裸の選手は自分と一緒に走っていたにもかかわらず全く刺されなかった強運の持ち主!(笑)

 

CP4の手前、緩やかな下り坂が続き、スピードを出した結果、足の置き場をミスり、左足首を捻り失速!CP4に到着した時には激痛に変わってしまい、スタッフに50kに変更するか、リタイアするか?決断を迫られ、ペースを落としてでも100kに進むことにしました。 

CP4でやってもらったアイシングとテーピングが効いてきて、緩めのジョグができるくらいに復活!「とりあえず次のCPまでは頑張ってみよう!到着した時の脚の状態でどうするか考えよう!」くらいの気持ちでいきました。

CP5〜CP6は、枝が体に挿さるくらい狭いシングルトラックがあったり、山頂の稜線沿いは強風&霧雨が続き、着ていたシェルを突き抜けるような寒さが続く。 

いよいよCP7を過ぎた辺りから薄暗くなりはじめ、ライトでナイトトレイル突入!練習で夜走ることが少なかったせいか、見えない疲労が溜まってきたせいか、段差や石でのつまづきが一気に増える。あまり足元ばかり見ているとマークを見逃してしまうし、遠くを照らすと足元がわからなくなる!

CP8でスタッフに時間をきくと、22時とのこと。同時に眠気も気になり始めてきた。CP5,6でラーメン(米粉の麺であっさり系のもの)をさんざんたべたので、今回はバナナ、オレンジ、水の補給に留める。

ありがたいことにTNF100では、エイドに足攣り防止のタブレットがおいてあり、ハイドレに2,3粒入れるだけで動けなくなるような攣りは避けられ、かなり助けられました。特に後半は! 

CP9に着く頃、時刻は午前0時過ぎ、さすがに食欲がなくなってきた。食欲のないときはフルーツ系が胃もたれないので、バナナだけは流し込み、立ち止まると眠気が襲うので、動き始める。

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ついにきた!最期の区間‼︎高低表を見れば、最初大きなピークをのぼれば、あとは平坦で、最期に一気下りで終わりだとイメージしていたが、全く違う。(笑)むしろ登り切った後の尾根づたいの道は細かいピークを何度も登り返すうえに、強風、霧、眠気、寒気、さらには軽い幻覚も見え始め、まっすぐ歩く事すら出来ない状態。ライトを見つければ、その人について行けば、遭難だけはまぬがれる!そんな思いで体を動かし続ける。

後半の山道は、トレイル半分、階段やコンクリートの造られた道が半分。びっくりすることに、山頂の稜線沿いがコンクリートだったりします。急勾配な所は大抵石段になっており、階段も、無造作に石を並べただけのものから、アスファルトやコンクリートで固め、手すりまで付いたものまで様々。

最期のピークを過ぎ、最期の石段下りに差し掛かる頃、物凄い勢いで後ろから追い上げる選手が1人。excuse me!の声が聞こえ、あっと言う間に遠ざかってしまった。なんか悔しい‼︎

なんとかあの選手に追い付きたい一心で急勾配な石段を駆け下りる。この時はもはや精神力のみでした(笑)最期の石段下りが1番テクニカルだったかもしれません。 不思議なことに、先が見えた途端ありえないスピードでスパートすることができました。

全体通しての感想は、

地面が硬く、岩場が多い、かつ、滑りやすい道が多い。脚の置き方に細心の注意が必要!

階段がとにかく多い。タイプや勾配も様々。噂にはきいてましたが、階段のダメージは大きいので、階段トレ必死です(笑)

街と里山がすぐ隣接しているので。トレイルを走りながら夜景を楽しむことができます(^^)これはかなり癒されます(^^)

国際大会ならではですが、レースを一緒に走るだけで色々な国の人と仲良くなれる‼︎(自分はラストスパートで競ったオーストラリア人のジョージさんと友達になりました!

全体通してタフなコースではありますが、それを感じさせない不思議な魅力に詰まっていました!実際、終わってみると、また出たくてしょうがないです(笑) 

最期になりましたが、このレースに招待していただきました、フィールズの野々山さん、車谷さんを始め、関係者の方々に感謝の気持ちを込めまして、レポートとさせていただきます!

まとまらない長文お付き合いくださり、本当にありがとうごさいました!      

田中 耕造