栗田英里 TNF100 REPORT

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スタートは八時。
二時間前に会場に着くもまだ10人ほどしかいない・・・。
荷物預けの受け付けもまだ。
スタート20分前くらいになり荷物預けに長蛇の列
無料コーヒーの列も並んでる。
それなのにトイレはすきすきでびっくり!

いよいよスタート。スタート前も知り合いがいたのでリラックス。
スタートのアナウンスに日本語で『がんばってがんばって!』と聞こえてうれしかった。
スタートして1キロほどロード。
トレイルに入るところで少し渋滞。

途中急に前がつまったのでなんでだろうと思ってて、みんなBUFFを顔に覆ったりしはじめて何かみんな話してるけど何を言っているのか分からず進んだら蜂の大群が!
これも言葉がわからない海外ならでわのハプニング。
その後進むと巨大なふんのかたまりがいたるところに!
牛が放牧されてるところだったんです。
踏まないようによけるのも大変でした。

前半は海沿いのフラットなロードもあったりでとばせそうだけど、後半のアップダウンに備えて抑え目に走る。

今までの最長距離が80Kなので100K足が持つように。
中国側が見えたり、香港の田舎の集落を通ったり、観光できてたら絶対行かないようなところを通れておもしろかった。
エイドも充実していて毎回しっかり補給できました。
CP4過ぎたところで後ろから日本語が聞こえてきて、うれしくて声をかけたらすぽるちばの二人組。
日本人参加者は10人ちょっと?日本人を探すほうが難しいので偶然会えて日本語で会話できてリラックスできました。
CP5までが藪こぎの急登。下りもきつい!街に降りてこれたときにはホッとしました。
CP5に5時までにつきたかったのでそれはクリア。
エイドでおかゆ二杯を流し込み、暗くなってきたのでヘッデンを装着してから進む。
ナイトトレイルも大会では初なので何度か練習してよかったが、ガスっていたところもあり一つはフォグライトにすればよかったと反省。
大帽山のピークあたりがガスっててしかも強風。前後に人がいるかもわからないしひとりぼっちで眠くもなってきて、人を発見しても話しかけれないのでさみしさピーク。
エイドにつくとボランティアの子たちがとても親切で癒される。
JAPANESE?って聞かれてYESというと『がんばって』といってくれてうれしかったぁ。

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CP8から高低表とは全然違いアップダウンの繰り返し。
足もむくんできたのか靴の結ぶ目も痛くなったり小指が靴にあたって下りがつらい。

CP9からはピークがいっぱいあって進んでも進んでもゴールに近づかない。
急坂の下りの階段とか多くて下りの苦手な私はつらかった。

残り5キロくらいからは夜が明けてきた。
残り1キロの表示から側溝の中を走ったり、変なところを通ったりして、階段下ってようやくゴール!!!
23時間26分で完走できました。

初の海外のレース、初100K,初ナイトトレイルでしたが海外選手とも簡単な英語で話したり、楽しかったです。

女性の選手は男性の方と二人組で走っている人が多かった。
ハイカーさんに気をつけてスピード落とすとかっていうのもなかったな。
よけてくれている人に挨拶している人もいなかったような・・・。
エイドは充実していたし、特に後半のエイドに着くと椅子を持ってきてくれたり、何飲むか?ドリンクの補給は大丈夫か?
とか聞きに来てくれたり親切だったな。

今年五月の道志村トレイルハーフにでて、その時に荷物預けした体育館に貼ってあった菅平のポスターみてエントリー。
美ヶ原はHPの動画がかっこよくてこの景色を自分の目で見たいと思ってエントリー。
美ヶ原完走できたら戸隠に出てトリプルマスター狙ってみようと!
戸隠は走ってる途中で沿道の人から女子で今何位だよ、って声をかけてもらってほんとうかな?と思いつつ進んでまさかの3位でゴール!

ゴール後に野々山さんが私のところに来て『香港いけますよ!』って言ってもらったときは本当にうれしかったです。
これだけトレイルの大会に出るのは今年が初めてだったので、まさか香港のレースまで出れるなんて。
自分で言うのもなんですが今年は飛躍の年になりました。

また来年もトレイルレースにいろいろ出てがんばりたいと思います!

栗田英里