【大雪山トレイルジャーニー2022】ご参加の皆さまへご報告

この度は、大雪山トレイルジャーニー2022にご参加いただき有難うございました。

大会は定刻午前4時に60Kコースがスタートしましたが、中盤から平山山頂エリアの天候悪化が明らかになり、急遽コースを変更しての実施となりました。
この日は予報を超える山岳地特有の天候急変に見舞われ、変更したコースもたちまち風速10m〜15mの強風と視界約30mの濃霧(ホワイトアウト)に襲われたため、レース継続が困難と判断し、12時時点で「ニの沢林道終点(エイド)に到達していないランナーは続行中止」と決定しました。

実行委員会では、選手およびスタッフの安全確保を最優先するため今回の決定としましたが、レース途中の緊急対応であり更に濃霧による無線通信トラブルが重なったため、一部のランナーの皆さまには正確な情報をお伝えすることができませんでした。

結果、40Kコースに参加の70%以上のランナーは無事完走を果たしましたが、60Kコースの多くは残念ながら正規コースでの完走が叶いませんでした。

幸いケガ人や低体温症、道迷いなどの事故は一件も発生しませんでしたが、標高が1,700mを越える高地を含むコースで開催される本大会では、常にこのようなリスクを抱えています。自然の山岳地でのスポーツ開催であることを真摯に受け止め、不測の事態に備えた救護体制と万全の安全対策を整えて今後の大会運営に望みたいと考えております。

大雪山トレイルジャーニーに変わらぬご支援を賜りますよう、切にお願い申し上げます。

大雪山トレイルジャーニー実行委員会
実行委員長 矢木 優